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川越街道散策(あとがき)

川越街道散策は、涼しい秋の日を目標に6月頃から資料を集め、50キロ程度なら2~3日で歩けるだろうと思っていました。いざ歩き始めると訪ねる場所が見
当たらず、往きつ戻りつの連続で万歩計が1日2万歩を超える日もありました。商店街の片隅に忘れられたような石仏や、近代的に改築された本陣跡などを探し
当てた時の感激は一入でした。街道の個々の歴史が地元の努力により、案内板等丁寧に紹介され保存されているので、往時の街道の様子を勝手に想像し疲れも忘
れる程でした。
形あるものは時代の流れと共に形を変え、或いは消えていくのでしょう。しかし街道を取り巻く環境が近代化により変化しても橋、坂道、町などの一部に往時が偲ばれる名前がそのまま残っているのが印象的でした。
これからも歴史を物語る言葉として何時までも残って欲しいと思っています。

2006年11月25日