木野目地区は新河岸川の支流の九十川流域に位置し、かっては洪水に見舞われることも多く五穀守護の神として勧請されたといいます。板壁にはめこまれた江戸彫りは、江戸中期に活躍した彫物大工の島村俊表の刻銘があります。俊表は成田山新勝寺釈迦堂、西東京市の田無本殿を手掛けたことで知られています。建立は棟札より嘉永五年(1852)と判明しています。 2006年5月 7日