養老橋右岸の福岡河岸は、川越から新河岸川、荒川、隅田川の河川を使い江戸に至る舟運の河川河岸の一つとして享保18年(1733)に開設されました。明治時代中頃に最盛期をむかえ、昭和初期まで300年間続きました。早い船は夕方出発すると翌正午頃、浅草花川戸に着いたそうです。現在も川は緑の田園の中を流れ、下流には蓮光寺、福岡橋際の右岸には舟運の守り神大杉神社があります。途中、増水を回避する渋井水門があり、放水路から荒川に通じます。(資料提供 上福岡歴史民俗資料館)
2006年6月30日