新河岸川舟運が繁栄した安永三年(1774)頃、旭橋右岸の下新河岸の河岸場には伊勢安(現斉藤家住宅)をはじめ七軒の河岸問屋がありました。しかし現在は伊勢安一軒だけがその面影を今に伝えています。斉藤家には味噌倉、米倉、素麺倉と呼ばれる土蔵があり、外壁は修理されていますが元禄十三年(1700)頃建てられたといわれています。(市指定文化財)軒下には当時の高瀬船の帆柱、艪が残っています。(斉藤文夫氏 写真提供) 2006年5月 7日